革財布は値段で品質が決まる?ブランド価値と品の良さの違い

革財布というと一般的に高価なイメージを持たれている方が多いようですが、安いものは非常に手頃な値段で手にすることができます。

最も安く最も普及している牛革の財布であれば、1000円台2000円台から売られています。1000円以下のものも売られていますが、こういったものは処分品など正規の販売ではないものでしょう。

何れにせよ安価な牛革の財布であれば、質を問わなければ1980円や2980円など非常にお求めやすい値段で購入することができるのです。

ただ、低価格帯の商品は安かろう悪かろうに当てはまるものが多く、長く使おうとするとそれなりの価格の商品を選ぶ必要があります。

これはどの商品にも当てはまることですが、商品には原価がありますので安くできる限度というものがあります。一定の水準より安くしようとするとどこかにしわ寄せが来るものです。

一方、高すぎる製品というのも考えもので、ある一定の価格を超えると、それ以上高くなっても品質の向上は止まり、そこから上の値段上昇分はブランド価値など目に見えない価値の上昇になります。

ブランド価値をどう捉えるかということにもよりますが、目に見えないブランド価値ではなく実際の商品の質にこだわるのであれば、ある程度の値段を出せば性能の上限に達するので、無駄に高いブランド品を購入する必要はありません。

数千円でもそこそこ上質なものが手に入る牛革はもちろん、最高級皮革としても知られるクロコダイルなどでも5万円以下である程度は高品質なものを手にすることが出来ます。財布で10万20万とするようなものは、ほとんどブランド代なのです。

皮革の鞣しはどこの国なのか

革財布の品質を極める大きな要素の1つ皮革素の質です。安物の革財布の皮革は東南アジアなどで製造されていますが、高級品の皮革素材はイタリアやイギリスなど欧州の高級皮革工房で製造されます。

こういった欧州産の皮革であっても、その原料となる動物の皮は安物と同じ東南アジアなどで養殖されていますが、同じ様な養殖場であっても品質管理のレベルが異なります。沢山の個体を狭いスペースで乱雑に育てると大切な皮に傷がついてしまったりするのです。

その点、高級皮革素材の原料となる動物の皮は、傷がつかないように非常に管理された環境で育てられるのです。そして選別が行われ、傷の無い質の良いものが欧州の高級皮革工房へ、質の低いものが地元工場で鞣されて安物の革製品へとなっていくのです。

革製品の歴史は古いですが、欧州は近代的な鞣しの技術を古くから確立させてきた皮革の一大産地ですので、その品質は非常に高いものとなっています。日本国内の高級ブランドであっても、イタリア産の革などを使っていることをアピールするのはこのためです。

一方、日本国内で皮をなめして革にする工房もあります。モノ作り日本を標榜するだけあって、国産の皮革の質もなかなかのもので、欧米ブランドを気にしなければ欧州の高級な革に肉薄するくらいの質の皮革があります。日本製や欧州製の皮革素材を使っているのであれば、ある程度以上のグレードの革製品であると考えられます。

縫製はどこの国なのか

質の良い皮革素材を使っても、縫製の質が良くなければ完成品の財布の品質は台無しです。縫製がどこの国で行われているのかも大変重要です。

一番安いのは、やはりそのまま東南アジアなど原料の皮の産地でそのまま縫製まで行われているものです。皮の養殖から鞣し縫製まで全て現地で行われて、格安の革財布が生み出されます。

本革を使った革財布が1000円以下の数百円で仕入れられたりする世界です。それを輸入業者が仕入れて、日本国内で数千円で売っているのが格安革財布の正体です。現地で数百円で売られているものですから、その品質はそれなりということです。

質が低くても本革ならまだましで、実際にはビニールであったりする場合もあるので注意が必要です。クロコダイルやオーストリッチなどの高級皮革ですと、安い牛革に型押しを施したフェイクレザーである可能性もあり要注意です。

一方、欧州や日本でなめされた高級皮革は、やはり欧州や日本で縫製されて、高品質な高級革財布として売られます。ブランドですと欧州の皮革素材を欧州で縫製している物が多いのですが、中にはブランド品でありながら中国縫製なんて商品もあります。

日本で縫製されるのは欧州産や日本産の質の良い皮革素材であるケースが多く、ブランド品やノーブランドの高級品として売られるケースが多いようです。縫製に関しては日本のレベルは非常に高く、日本製の高品質なものをブランド価値の乗らない値段で手にできれば最高です。

一番オトクなのは

一番オトクなのは前述の通り、欧州や日本製の質の良い皮革を日本国内で縫製した商品を、ブランド価値の乗っていない価格で手に入れることです。どこで作られて質が高いものであっても、ブランド価が乗ると値段は跳ね上がります。

日本製で変にブランドが付いていないお得な値段の商品が一番です。

一方、格安の東南アジア製を購入して使うのも悪い選択ではありません。質がイマイチでも、圧倒的な安さは魅力的です。1、2年しか使えなくても、安いのであればまた買い直せばよいのです。

素人が見ても皮革の良し悪しはなかなか分からないものです。偽物のフェイクレザーを本物と思いこんでそのまま何年も使い、最後まで気が付かないまま買い換える人も珍しいことではないのです。

あまり質にこだわらないで、安くて一定以上の品質が確保されているものを使い、定期的に買い替えて色々な皮革素材を楽しむのも一つの手かもしれません。

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